こんにちは!保育園調理師ママのchinaboです。詳しい自己紹介はコチラ
忙しい日々の中、子育てを頑張っているママさん方!離乳食作りには慣れてきましたか?
中期に入って午前と午後の二回、離乳食を食べられるようになった赤ちゃんは、次のステップ後期に入ります。
歯が生えて手づかみで自ら食べ物を食べる意欲が見られるようになり、大人と同じようなメニューで朝昼晩の三回食になるなどして、成長著しい時期です。
一方ママは、献立を考えたり量を作らないといけなくなるので、より一層負担に思うようになる時期でもあるかもしれませんね。
さて、その後期にはいつから入るのかというと、月齢が9~11か月になってからが目安です。
過去の記事で初期と中期それぞれの始める条件や進め方について説明しましたが、今回は、後期の始める条件や進め方について詳しくお話しします。
離乳食づくりが負担で疲れてきたママへおすすめのサービスもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
「離乳食の後期はいつから?」中期から後期に移行する条件
離乳食の後期は、生後9~11か月に始めます。
後期に進む条件をみてみましょう。
〈 初期から中期に移行する条件 〉
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月齢目安9~11カ月
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つかまり立ちや伝い歩きができる
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まんま、など言葉が出る
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前歯が生え始める
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もぐもぐと口を動かして食べられる
- 一回の食事でこどもの茶碗半分ほど食べられる
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二回食が安定して食べられて、三回食をあげ始めた
以上の条件がそろったら、徐々に形状を変え、中期から後期に移行しましょう。
中期ではまだまだ母乳やミルクからの栄養補給がメインでしたが、後期では離乳食での栄養補給がメインになってきます。
食べられる食材も多くなっているので、栄養バランスを考えて献立を考えましょう。
★後期の離乳食では、一日の栄養の70%を摂取できるようにしよう!
「何をどのくらい食べさせたらいいの?」後期の進め方
後期の離乳食はどのように進めるのか、日数や食材の種類、量も含めて説明します。
〈 後期期の進め方 〉
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形状 |
量 (食材による) |
9~10カ月
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5倍粥 固形5~7mm |
5倍粥:80~90g 野菜・果物:30g タンパク質: 肉魚15g、豆腐45g 全卵2分の1個 |
10~11カ月
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軟飯 固形7~10mm
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軟飯:80g 野菜・果物:40g タンパク質: 肉魚15g、豆腐45g 全卵2分の1個 |
形状:5倍粥~軟飯、固形5~10mm
柔らかさは手のひらでつぶせるバナナほどで、噛んで飲み込めるようになるためとろみが要らなくなります。ただし魚やお肉など、パサパサして飲み込みにくそうな場合はとろみをつけてあげるといいでしょう。
おかゆは5倍粥からはじめ、噛んで食べる様子をみながら徐々に水分量を減らし、軟飯にしていきます。
おかゆの作り方はコチラ(内部リンク)を参照にしてください。
量:全体で子どもの茶碗半分ほど(130~150g)
後期での離乳食の全体量は、子どもの茶碗半分程度で、主食6割、野菜2~3割、タンパク質1~2割でバランスをとります。
量はあくまでも目安なので、お子さんの成長や食欲に合わせて減らしたり増やして大丈夫です。ただ消化器官に負担がかかるため、食べすぎには注意しましょう。
食材と調味料
後期では多くの食材を食べられるようになり、味付けで使える調味料も増えます。
使う調味料の量を少なくすることで、大人と同じような料理を作ることもできるので、いろんな離乳食を作ってみてくださいね。
後期で使える具体的な食材と調味料については、こちらの記事をご参照ください。
三回食をあげる時間
中期では午前と午後の二回食でしたが、後期では朝昼晩の三回食になります。
食事の間は4時間あけるのが理想なので、10時、14時、18時の一回ずつがおすすめです。母乳やミルクは合間に好きなだけ与えますが、離乳食前は控えましょう。
後期の進め方のポイント
後期では大人と同じように食べる習慣をつけ、またお子さんが自分で食べる意欲を奪わずサポートしてあげることが大切です。
押さえるべき後期のポイントは、次の通りです。
〈 後期の離乳食を進める際のポイント 〉
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離乳食を食べさせるのは、1日で朝昼晩の3回
- 食べさせる時間・環境を整え、食習慣をつける
- 手づかみ食べや、コップやお椀を持って飲み物を飲む練習をする
- 自分で食べようとする気持ちを尊重し、ママは食事のサポートをする
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栄養バランスに気を配る
- 母乳・ミルクで足りない栄養を補う
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好き嫌い、気分などで食べるものが偏らないように気を付ける
- 食べすぎ、食べなさすぎに気を付ける
離乳食を食べすぎると消化器官に負担がかかり、嘔吐、下痢、食欲不振につながることがあります。
食べなさすぎは、顎の発達、歯並び、身体成長に影響がでるため、ミルクや母乳に頼らず食べる習慣を頑張ってつけましょう。
好き嫌いや気分で食べ進みが悪いときは、一種類一口ずつは食べさせる、ある程度食べたら食事を終えるなどして、食べるものに偏りが出ないように気を付ければ大丈夫です。
後期におすすめのサービス
後期では食べる量が多くなって、大人と同じように栄養面と献立を考えないといけないので作るのが大変に思うかもしれません。
日々頑張って作っていても、忙しい日やリフレッシュしたいときがありますよね。
そんなときは、ベビーフードのサービスを有効活用して、ママも息抜きをしながら離乳食を進めてほしいと思います。
離乳食だけでなく、幼児食や大人の料理も頼みたいたいときにはココ!
まとめ
今回は離乳食の後期がいつから始まるのかについて、中期から移行する条件と進め方を含めてお話ししました。
後期はお子さんが9~11カ月になったころで、つかまり立ちができたりまんまなどの言葉が出てくる時期です。
このころになると栄養バランスをしっかり考えたり、好き嫌いや気分で離乳食を食べないこともでてくるので、ママは離乳食を作るのも食べさせるのも大変に思うことが増えるかもしれません。
それでも自分で積極的に食べたり飲んだりできるようになって、美味しそうに食べるお子さんの様子をみれる幸せも大きいはず。
たまにはラクをしながらママも楽しんで、離乳食をすすめてくださいね♡