【環境問題の勉強】限りある資源について(使いすぎることの問題点)
私がもったいない、もったいない
って思う理由2つ
①まだ使える「もの」なのに、捨てたくない
② 無駄にお金を使いたくない
今回は①に関わる環境問題の大事なお話を
私の勉強を兼ねてしようと思います。
「もの」はすべて地球上の資源からできているので
資源についてのお勉強です。
資源とは
資源とは、人間が社会生活を維持向上させるために役立つ物事で、
無形有形に限らず、潜在資源と健在資源に分けられます。
◎潜在資源
1.気候条件(降水、光、温度、風、潮流)
2.地理的条件(地質、地勢、位置、陸水、海水)
3.人間的条件(人口の分布と構成、活力、再生産力)
◎健在資源
1.天然資源(生物資源と無生物資源)
2.文化的資源(資本、技術、技能、制度、組織)
3.人的資源(労働力、志気)
しかし一般的に、資源は天然資源のみをさすようです。
〇天然資源
土地資源、水資源、森林資源、食料資源、鉱工業資源(金属資源)、非金属資源、高分子資源(繊維、紙、ゴム、プラスチックなど)、エネルギー資源、海洋資源、観光資源などさまざまなグループに分類され
この天然資源のうち、
・長期的にみて最終的になくなってしまう資源
・地球が資源を生み出す速度より、人間が早く利用してしまう資源
・使えば使うほど、量が減る資源
を、枯渇性資源(再生不能資源、非再生資源)といいます。
枯渇性資源の代表は、
石油、石炭、天然ガスなどのエネルギー資源や
金属や石灰岩などの鉱物資源、森林資源
今当たり前にあるものも、遠くない未来には
なくなっていることもあるのです。
資源の利用
資源は、私たち人間が生活していくうえで欠かせないものです。
食べる、着る、住むなどの衣食住で必要なものは、
地球上のあらゆる資源を原料や材料にしています。
資源をどのように利用しているか例を挙げてみてみましょう。
・飲み物
河川水、地下水
・食べ物
米やパン、野菜(植物)、肉や魚(動物)
・布団や服
綿や麻(植物)、ウールや革(動物の毛や皮)、ナイロンやポリエステル(石油)
・ノート、紙
木(森林資源)
・鉛筆
文字が書ける芯は黒鉛(金属)と粘土(非金属)、芯の周りは木(森林資源)
・燃料
車のガソリン(石油)、電気(火力発電は石炭、原子力発電はウラン鉱物)、ガス(天然ガス)
・生活用品
プラスチック(石油)、スマホ(金属、レアルメタル)
・道路や建物
使いすぎる問題点
人間は地球上に75憶人もいて、その人たちが毎日の生活でたくさんの資源を使い続けています。
そこで、問題になるのが資源の枯渇です。
資源の枯渇は
エネルギー資源や金属資源、鉱物資などの枯渇資源
だけでなく、
食糧や土地など、人が多くなるほどに一人当たりの取り分が少なくなってしまう資源も問題になります。
資源が枯渇すると、世界中で緊張・対立が深まり、資源の奪い合いが起きることが懸念されます。
とはいえ、人が増えれば農作物をつくる人が増えて飢餓で苦しむ人は少なくなり、技術進歩により一人当たりのエネルギー効率もよくなり、とりわけ女性への教育レベルが上がることで少子化に悩む国もでてきています。
現状、住みよい世の中に進歩したのは間違いありません。
しかし、だからこそ、今ある資源を大切にすること、世界平和を維持すること、人間がより安全に安心して暮らせる無駄のない生活を送られる未来づくりをしていくべきです。
35年後の2055年には、人口は今の75億人から100億人になるともいわれています。
そのあいだに、私たち個人ができることをしていかなければ、
今いる子どもたちの未来が、暗く重たいものになってしまいます。
大切なこと
まず、わたしたち個人が
「資源は限りあるものだ」ということを忘れないことが大切です。
電気や水を使うとき、ものを買うとき、間食をするときなど
自分の生活に必要な量を把握しながら
無駄に消費しないように気を付けることで、資源を使いすぎてしまうことを防げます。
そして、資源は3R(リサイクル、リユース、リデュース)することが大切です。
◎3R
・リデュース (減らす):ゴミを減らすこと
マイバックを持って行ってレジ袋をもらわない、壊れたものは手入れや修理をしながら長く使う、詰め替え容器に入った簡易包装の製品を選ぶ
・リユース(再利用):一度使ったものを何度も使うこと
レジ袋を繰り返し使う、リサイクルショップやフリーマーケットで売って不用品を再使用してもらう、
・リサイクル(再資源化):使い終わったものを資源に戻して製品を作ること
資源ごみを分別して捨てる、リサイクル製品を積極的に使う
他にもRはいっぱい
リフューズ(不要なものは断る)、リペア(修理しながら長く使う)、リフォーム・リメイク(改良して再び使う)、リバイ(再利用できるものを買う)、リターン・リターナブル(使った後は購入先に返す)、リファイン(ゴミを分別する)、リジェネレイション(再生品の使用)、リシンク(自分にとって本当に必要か考える)、レンタル(借りる)…
一番大事なのは、考えることです。
ものはどうやって作られているんだろう、
なんのためにものが必要なんだろう、
ものを捨てたらどうなるんだろう、
そういった思考をすることで
無駄なものを買わない
ものを大事にする
必要以上のものは持たない
ゴミをつくらない
お金がたまる
といったミニマムな暮らしができるようになり、
資源を大切にすることにつながります。
まずは、毎日の暮らしのなかで、無駄に使っているものがないか、減らせるものはないか、チェックしてみましょう。
一人だけでは小さな力でも、みんなで取り組めば大きな力になります。
私もミニマムな生活をしながら
ゴミの分別、リメイク、不用品販売、中古品の利用
https://www.mercari.com/jp/u/768344177/(←chinaboのメリカリ)
がんばります。
参照記事
かぎりある資源を大切に使おう | 環境への取り組み | 花王株式会社
人口減少より人口爆発、2055年に100億人になると何が起こるか | グレン・カール | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト